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【資格】EC通販企業への転職なら通販エキスパート検定がオススメな理由とその勉強法

2020年1月11日

悩み
右肩上がりに成長しているEC通販業界に転職を考えている。有益な資格って何かある?

トレンディです。

今回はこんな悩みについて、知見や経験(通販エキスパート検定1級保持、実務経験)をもとに記事を書いていきます。

最後まで読めば、通販エキスパート検定を取得するメリットがわかります。

 

通販エキスパート検定とは

通販エキスパート検定は、通信販売業界、通販事業にあわせたエキスパートを目指すためにつくられた資格です。

通販に関係する業界知識、関連法律、マネジメント、マーケティングなど資格を通して全体的な知識力を身につけることができます。

「通販エキスパート検定」を求人内容に盛り込んでいる企業もあるので、就職・転職の際に少しだけ有利になる可能性があります。

 

通販エキスパート検定取得に向いている人

通販エキスパート検定は、次のような人が資格を取ると役立ちます。

  • ネットショップ担当者、運営者
  • 通販企業ではたらいている人
  • 広告代理店の通販案件をあつかう営業担当者、広告運用担当者
  • 通販企業への就職を考えている人
  • ウェブデザイナー

 

通販業界で働くことが前提で、未経験者や初心者にも向いているのがこの通販エキスパートの資格です。

他にも通販に役立つ資格はありますが、実務で役立つ内容が充実しています。

 

現在、私はウェブデザインの仕事もしていますが、通販企業からの案件をもらいやすくなりました。

 

通販エキスパートの資格取得オススメな理由

通販エキスパート検定を受験するメリットは、つぎのとおりです。

  • 勉強しやすい
  • 実務に役立つ
  • 将来性がある

以上の3つがオススメな理由です。

 

勉強しやすい

各級にわかれて、基礎から応用が学べるので、

3級、2級、1級と順番に学ぶと理解もしやすく、勉強しやすいです。

のちほど、紹介しますが合格率も高めなので取得しやすい資格です。

 

実務に役立つ

通販の会社へ入社してからの理解、知識吸収が速くなります。

1、2年かけて業界の基礎を学ぶ人たちがいる中で、この資格を勉強し、知識を身に付けば、人と差をつけることもできる内容です。

 

通販企業をクライアントにもつ広告代理店の営業担当者は、クライアントに寄り添った提案をしやすくなります。

通販企業の事情や仕組みを理解しないで広告営業をしている担当者って意外と多いんです。

ですので、資格の勉強をするだけでも信頼されるようになります。

 

将来性がある

通販エキスパート検定の資格は、2010年から開始されています。

資格が登場した頃は、知名度がなかったものの

最近では、EC通販ブームの背景もあり注目され認知度が上がってきています。

 

資格取得を推奨している大手通販企業、広告代理店、物流企業も出てきました。

通販業界で知名度のある広告代理店「売れるネット広告社」や日本郵政などの社員の方も取得されている実績があります。

2022年4月から資格更新制度も登場したので、価値は高まりそうです。

 

 

試験の種類

基本試験は3種類、2019年から新たに2つの試験が追加されました。

  1. 1級(通販マネジメント)
  2. 2級(実践)
  3. 3級(基礎)
  4. カスタマー・セントリシティ
  5. データドリブン・マーケティング

 

 

1級:通販マネジメント編

参考

通販企業のマネージャー、経営戦略、リスクマネジメント、通販コンサルタント向け

マーケティングやマネージャー経験のある人は理解しやすい内容かと思います。

2、3級の知識がないと理解しづらい内容かもしれません。

とはいえ、勉強をすれば合格レベルに達することができますのでいきなり1級を目指すのもおススメです。

2019年第12回までの試験では、CRMやデータドリブン・マーケティングも試験範囲でしたが内容が細分化されました。

 

2級:実践編

参考

通販マーケティング、商品企画開発、物流、法務、運営責任者向け

3級は、現場に役立つ基礎知識が身に付けられます。

実務に近い内容が豊富にあり、僕はとても参考になりました。

同じ通販エキスパート検定の資格をもつ、通販企業や広告代理店に勤めている人も役に立つと感心していました。

 

3級:基礎知識

参考

通販企業の実務担当、広告代理店の通販担当、通販広告制作、運営担当向け

通販業界の歴史や市場、基礎知識を身に付けるのが3級です。

通販のことがまったくわからない人は、基礎的な知識から全体像までつかむことができます。

 

カスタマー・セントリシティ(スペシャリストコース)

顧客との関係をもとにしたマーケティング要素が強い内容です。

参考

1級内容に加え主にマーケティング、CRMに特化した内容

 

通販CXマネジメント(スペシャリストコース)

DX化、ビッグデータなどを活用したマーケティング要素が強い内容です。

参考

1級内容に加え主にマーケティング、データ分析、BIツールに特化した内容

 

試験内容と合格基準・合格率

通販エキスパート検定の試験は、春と秋の年2回実施されます。

各試験内容は下記の通りです。

問題数 試験時間 合格基準 合格率
1級(通販マネジメント) 50問 60分 70点以上 66.2%
2級(実践) 100問 60分 70点以上 54.0%
3級(基礎) 100問 60分 70点以上 66.0%
カスタマー・セントリシティ 50問 60分 70点以上 -
通販CXマネジメント 50問 60分 70点以上 -

※全て4択式100点満点です。
※合格率は2016年の結果です。

 

通販エキスパート検定の勉強法

僕の場合、公式テキストを5回反復して読み込むことで、1級に合格することができました。

その前に3級、2級のテキストも知識の深めるために公式テキストを読んでいます。

公式テキスト1周7時間、合計で35時間はかかりました。

 

 

勉強内容は下記の手順です。

簡単な流れ

  • 1回目
    読まずに問題だけ解く
    ざっくりとすべてを読む
  • 2回目
    専門用語の意味を理解しながら読む
    問題を解く
  • 3回目
    情報を整理しながら読む
    ※どうしてもわからない内容を流し読み
    問題を解く
  • 4回目
    わからない部分を調べながら読む
    計算問題は実際に計算してみる
  • 5回目
    問題を解く
    間違ったところを反復して読む

 

更新など有効期限はありませんでしたが、2022年から資格の更新制度が導入されました。

更新制度を設けたことで、資格自体の価値が向上

急成長を遂げている通信販売業界で人と差をつけるのに役立ちます。

通販エキスパートの資格を更新をするには更新料の支払い、イーラーニングによる講座受講、理解度テストに合格する必要があります。2年ごとの更新が必要です。

 

通販エキスパート検定の公式テキストはどこに売っているの?

通販エキスパート検定の公式教材は、Amazonで購入することができます。

書店や楽天、Yahoo!ショッピングなどでは販売されていないので気を付けましょう。

※楽天でも見かけましたが3級、2級のテキストのみ取り扱いがあるようです。

 

まとめ|通販エキスパート検定を取得した感想

通販エキスパート検定を取得して、個人的には良かったと思っています。

名刺に記載したり、チャットのプロフィール欄に記載しておくと反応が違います。

 

僕の場合、実務経験や広告の事前知識がもともと少しあったので勉強時間は少なめでしたが、

人によって理解や学習スピードはさまざまです。

 

通販業界に転職する場合、資格取得は必須ではありませんが、

資格があるとやはり有利になると感じています。

実際に通販企業の担当者の方に聞くと、「何も知らない未経験より、基礎知識を身につけた人を採用したい」のが企業の本音のようです。

注意ポイント

資格を持つ以上は、知識を問われますので合格してからも深掘りした勉強は必要です。

 

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