どうも、トレンディです。
今回はこんな悩みについて、知見や経験をもとに記事を書いていきます。
まず、副業または本業としてLPを制作する場合、
どのくらいの価格でLPの取引が行われているのか
ご存知ですか?
今回は、安定した需要がありクラウドソーシングサービスでも注目されている「LP案件の相場」についてご紹介します。
結論からすると、個人デザイナーのLP相場は5万~50万です。
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本記事の概要
- 2023年のLP相場
- LP価格の決め方
- LPを高く売る方法
本記事の信頼性
- 職業:フリーランスブロガー・Webデザイナー
- 経歴:Web業界10年目・30代未経験で異業種への転職成功(広告代理店・通販会社経験)
- 実績:会社員時代に複数のSEOメディアを立ち上げ・運営(月間30万PV以上)・収益化
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本記事を最後まで読んでいただくことで、「相場価格でLPを販売」できるようになります。
LP案件(ランディングページ)相場【2023年版】
一般的なランディングページ(LP)1ページの相場は、
「5万~100万」
です。
ただ単にLPといっても価格には幅があります。
冒頭では、LP相場が「5万~50万」と伝えましたが、これはフリーランスの場合です。個人と企業では相場が変わってきます。
クラウドソーシングを利用した場合でも相場は変わります。
また、LPの種類・品質・依頼内容によっても価格は変動します。
それぞれ見てみましょう。
- フリーランス:100,000円~500,000円(税抜)
- クラウドソーシング:50,000円~250,000円(税込・手数料込み)
- 制作会社:200,000円~1,200,000円(税抜・ディレクション料別)
- 広告代理店:500,000円~1,500,000円(税抜・中間手数料込み)
順番に解説していきます。
フリーランスのLP相場
フリーランスのLP相場は、100,000円~500,000円(税抜)です。
けっこうは価格の幅がありますが、個人事業主なので、足元を見られます。
仕事に困っているようなデザイナーであれば、「買い叩き」をされやすいです。
逆に実績を多く積んでいるデザイナーであれば、25万~50万で交渉できるようになります。
50万以上のLP受注を狙うなら、実績がないとまず難しいでしょう。
クラウドソーシングのLP相場
クラウドソーシングの相場は、50,000円~250,000円(税込・手数料込み)です。
デザイナーの案件受注数と評価で、大体のLP価格が決まります。
実績が少なければ、5万前後、実績が多ければ15万~25万が相場。
ただ、最近では価格競争になってLP1本を3万円前後で受注する初心者デザイナーも増えています。
システム手数料が10%~20%ほど差し引かれるので、時給換算すると生活できない価格まで下げているデザイナーも見かけます。
そもそも案件受注数と評価がなければ、クラウドソーシングサイト内で上位表示されないので、初心者は受注すら取れないことが多いです。
制作会社のLP相場
制作会社のLP相場は、200,000円~1,200,000円(税抜・ディレクション料別)です。
LPのデザイン品質が悪いと、会社の信用にも影響するため、値段設定は高めです。
また複数人がLPの制作に関わることもあるため人件費がかかる分、個人デザイナーよりも割高になります。
広告代理店のLP相場
広告代理店(マーケティング会社)のLP相場、500,000円~1,500,000円(税抜・中間手数料込み)です。
広告代理店がクライアントから受注したLP案件を制作会社や個人デザイナーに卸しています。
そのため中間手数料が発生するため制作会社や個人デザイナーの相場よりも割高です。
ちなみに中抜きされる手数料は20%~30%が相場です。
もしLP価格が安すぎると思ったら、価格交渉をすると相場に近い価格で受注できることもあります。
LP相場(ランディングページ種類別)
LPの種類でも相場が変わってきますので、次の一覧表を参考にすると価格交渉をしやすくなります。
LPの種類 | 個人フリーランス相場 | 制作会社・広告代理店相場 |
インフォ系LP | 30,000円~250,000円 | 150,000円~300,000円 |
通販LP | 100,000円~500,000円 | 200,000円~1,200,000円 |
物販LP | 30,000円~250,000円 | 150,000円~300,000円 |
記事LP | 30,000円~150,000円 | 150,000円~300,000円 |
占いLP(スピチュアル) | 30,000円~150,000円 | 150,000円~300,000円 |
不動産LP | 150,000円~500,000円 | 500,000円~1,500,000円 |
サービス系LP | 100,000円~250,000円 | 150,000円~300,000円 |
士業系LP | 150,000円~500,000円 | 300,000円~1,000,000円 |
アンケートLP | 30,000円~50,000円 | 100,000円~150,000円 |
※すべて(税抜)表記
サービスや商品が高額なものほど、LPにも力を入れる傾向があるので、相場が高くなります。
たとえば、通販、不動産、士業系のLPは相場が高めです。
また、インフォ系、占い、記事LPは広告の関係でリニューアルが多いので、価格が低めでもリピート受注を狙いやすくなります。
LPの価格が決まる基準
LPの価格が決まる基準は様々ですが、主に次の3つで決まります。
- 理由①デザインレベル
- 理由②セールスコピー
- 理由③ページの長さ
それでは詳しく見ていきましょう。
理由①デザイン性
デザインは、次の要素でほぼLPの価格が決まります。
- トレンドがあるか
- 画像のみか
- HTML・CSSなどのコーディングがあるか
- 動画埋め込みやJavascriptアニメーションはあるか(動的表現)
トレンドを取り入れたデザイン、洗練されたデザインは、高単価です。
クライアントのご要望で動きのあるサイトにしたいなら、jQueryやJavascriptといったプログラミングも必要になってきますのでその分、価格も上がります。
理由②セールスコピーの有無
LP制作には、マーケティングや広告表現に基づいた文章が必要です。
LPに使われる原稿が書けると、1万~5万円くらい価格を上がられます。
セールスコピーは、サービスやモノ(期待や効果)を売るための文章です。
もしクライアント側で原稿がないなら、用意してもらうか自分で作成する必要があります。
LP案件は、セールスコピーの原稿を用意してあるかないかで価格が変わります。
案件により景品表示法や旧薬事(医療品医療機器等法、薬機法)などの法律を意識したライティングスキルも必要になってくる為、完成後は修正依頼で対応する必要もあります。
理由③長さ
ランディングページの縦の長さ・原稿の情報量で、価格が変わります。
LPの長さは、次の2つで価格が決まります。
- ページの長さ
- 原稿の文字数
画像のみで構成されているLPは、px(ピクセル)という単位で価格が決まることが多いです。
たとえば、縦の長さが30,000pxであれば20万~30万くらいで見積りをします。
LPを受注する前にやっておきたいこと
LPデザイナーが受注する前にやっておきたいことを紹介します。
- 線引きをしておく
- 参考LPを必ず用意してもらう
- 代金支払いの取り決めをしておく
順番に解説していきます。
線引きをしておく
クライアントの中には、LPのデザインだけでなく、原稿作成、写真撮影、、コーディング、プログラミング、動画埋め込み、ECカートシステムへのアップロード、無限修正などの作業を「すべて込み」で制作を依頼してくることがあります。
そのため、LPデザイナーは、どこまでやって・どこからはできないか、どこまでの作業の料金なのかを明確にしてクライアントへ伝える必要があります。
これをやっておかないと、「デザイナーなんだから全部やってくれると思ってた」「え?そんなこと聞いてないよ。まさか別料金を取る気なの?」なんて言われることもあります。
最悪、キャンセルになったり、いつまでも納品ができない、未払いといったトラブルにも巻き込まれます。
また、大まかな制作日数・工数を時間で計算しておきましょう。
構成の考案・設計・素材選定・加工作業の時間を考えておくと、具体的な見積りを出しやすくなります。
LPの依頼がきたら見積りを出す前に、契約内容を確認して線引きをしておきましょう。
参考LPを必ず用意してもらう
クライアントからLPの制作依頼がきたら、必ず参考LPのURLを2つ以上、用意してもらうと良いです。
そして、ざっくりとしたファーストビューのイメージ画像を作成し、トンマナや雰囲気をクライアントに確認してもらいましょう。
そうしないと、仕上りのイメージがわかりません。
これがないと全体がブレます。
全体像がつかめないままLPの制作を始めるとクライアント担当者もデザイナーも迷走します。修正が何度も入れば、納期に間に合わなくなることもあります。
可能であれば、ワイヤーフレーム、手書きのラフ、ターゲット層やペルソナもあるか確認しておくと良いです。
また、不動産、金融、健康食品や化粧品など、業界によって流行りや見せ方が異なるので、参考LPのURLとは別に、似ているページをいくつかネット上で探して見ておくことをおすすめします。
代金支払いの取り決め
LP制作の受注をする前に、代金支払いについての取り決めをしておきましょう。
ここが明確になっていないと、あとからトラブルになりやすいです。
通常、会社間の取引だと「納品月末締め・翌月末払い」「納品月末締め・翌々月末払い」が一般的です。
ただ、フリーランスであれば「前払い」か「納品月末締め・翌月末払い」が良いです。
新規のクライアントなら「前払い」、信頼関係がある会社なら「納品月末締め・翌月末払い」にすることで未払いを防ぐことができます。
もしクラウドソーシングを利用しているなら、「納品した日から3日経過した場合、納品完了とさせていただきます」「3日以上ご連絡が取れない場合、納品完了とさせていただきます」などの説明文を入れておくとキャンセルや未払いを防げます。
ランディングページを作るのは簡単?制作日数はどれくらい?
ランディングページを作るのは簡単ではありませんが、2年くらい実践で学べばデザイナー初心者でも相場レベルのLPを作れるようになります。
LP制作に慣れてくると、インフォ系LPであれば、制作日数は最短1日、通販LPであれば、制作日数は1週間~2週間です。
デザインだけでなく、原稿のライティング、資料作り、ECカートシステムへのアップロードの依頼もあれば、1ヵ月弱かかることもあります。
ここまでのレベルになると、コンスタントに相場価格でLP案件を受注していくことができます。
まとめ
人気のLP(ランディングページ)案件ですが、2022年以降はデザイナー間の競争が激化しています。
そのため、一部のクラウドソーシングサービスでは値崩れが起きています。
LP相場を知らなければ、クライアントの提示する安い案件を受けてしまう可能性が高くなります。
過当競争に巻き込まれないためにも、相場を知って適正価格で値段交渉ができるようになっていきましょう。
駆け出しデザイナーと差別化できれば、相場価格で案件を受注し続けることは可能です。
以上ですが、これからLPデザイナーを目指す人・フリーランスを検討している人の参考になったら幸いです。