トレンディです。

今回はこんな悩みについて、知見や経験(知人を助けるために3ヵ月学んだ)をもとに記事を書いていきます。
結論からすると
新規で稼げる時代は終わった
です。
ネットワークビジネス(MLM)は、2010年頃がピーク
まず、現状を解説します。
MLMは、マルチレベルマーケティングの略でマルチ商法、ネットワークビジネスと呼ばれます。
連鎖販売取引(れんさはんばいとりひき)として日本国内では、認められている商法です。
つまり合法です。
ねずみ講は、無限連鎖。
マルチ商法は、流通する商品がある限りビジネスは破綻せずに続くものと解釈されています。
とはいえ勧誘者ひとり一人が、1ヵ月に2名ずつ勧誘して増えていくとすると、わずか2年ほどで日本の人口を超えてしまいます。
ネットワークビジネスは、2010年頃がピーク。
2020年になった現在では、大きく衰退しています。
その歴史は古く、インターネットが普及する前は副業として一部の人たちに人気がありました。
組織構造はピラミッド式で、上の階層にいる人ほど儲かる仕組み。
このピラミッド構造の中で、高額な商品を下の層に販売して儲けるのが基本なので激しく批判されます。
学生に借金をさせたり、会社を辞めさせてまで搾取する人も出現しねずみ講に近いビジネスとなった歴史があります。
これは会社組織とも似ていますが、大きな違いは固定給というものが存在しません。
ディストリビューター(販売代理店)と呼ばれる人たちは、「完全歩合制の個人事業主」です。
「1人1人が経営者」という標語のようなものに憧れてハマってしまう人もいますが実態は、ただの個人。
商材は、健康食品や化粧品、日用品がメインでしたが、最近では、不動産や金融系も登場。
勧誘相手は、友達や知人が対象になることがほとんどなので、お金も人間関係も失います。
ネットワークビジネス(MLM)が稼げない3つの理由
ネットワークビジネスは「稼げない」。
その理由を大きく分けて3つ紹介します。
- オフライン
- 市場飽和
- 閉鎖的
順に解説していきます。
オフライン
ネットワークビジネスは、「オフラインのアフィリエイト」のようなものです。
対面勧誘がメインの為、オフラインでの行動が多い。
対面勧誘は「マケ」と呼ばれ、喫茶店やファミレス、ホテルのラウンジで行われます。
この面談は集団心理で行われる勧誘方法。
面談に参加するあなた以外の人は、商売でいう「さくら」です。
面談⇒セミナー
の順で洗脳され気づいたら商品を買っている(商売だったら赤字なのに気づかない)のが流れです。
一般消費者向け(スーパーなどの小売店で売ってないことがほとんど)でないのもディストリビューターが無理な販売をしてしまう要因です。
インターネットと比べ、小さなネットワークの中での活動なので非効率。
市場飽和
ネットワークビジネス(MLM)の商材は悪いものばかりではなく、高品質のものを販売している会社もあります。
有名どころの商材は、けっして悪いものではないのです。
しかし、ピラミッド構造になっているので、日本国内の人口を考えると市場が狭く、既にレッドオーシャン(市場飽和)化しています。
例外として化粧品や健康食品を毎月10万以上使うような富裕層をメインに販売していけば成り立ちそうですが、競合も多くこちらの市場ももはや飽和状態です。
閉鎖的
ネットワークビジネス(MLM)の世界はとても閉鎖的。
世間ではマイナス、ネガティブな経歴と見なされることが多く、メリットが見つかりません。
一例をあげると私の知人(もう付き合いはなくなった)は、その後の転職にも大きく響き、よほどの実績がなければ書類選考すら通過しません。
開業届も出さないで数年でも活動すれば、ニートに近い見方をされます。
まとめ
ネットワークビジネス(MLM)は、「稼げない副業」として取り上げられるようになったのは、
今に始まったことではありませんが、インターネットやスマホが普及してからは様々な魅力ある副業が登場したので、
やる意味が見つからなくなりました。
ただ、冷静さを失ってしまうと「もしかしたらあなたも魅力的に考えてしまう」かもしれません。
勢いや友達や上司からの勧誘だからといって、冷静さを失わないようにしましょう。
以上、副業選びの参考になれば幸いです。